SMALL BLUE THING

小さく
砕けた ガラスはわたし…
ただ声もなく いまあなたを映してる
その手にふれても 指からこぼれる
たとえば冷たい 雨のしずく

歩道を 足もとを ころがり続けて
遠い空へ 放り出されて でも
光のように 降って来る
きらめいて

静かに
過ぎ行く 時間はわたし…
青く澄んだ瞳 あなたをいまみつめてる
みつめてる

日暮れの戸口で ひざを抱えてる
たとえばいつかの 忘れ物よ

ほほえみ待ちながら 声を待ちながら
ここにいるの 瞬きもせず ただ
光のように ゆらめいて
ゆらめいて

静かに
過ぎ行く 時間はわたし…
青く澄んだ瞳 あなたをいまみつめてる
みつめてる
みつめてる
small blue thing…
目の前で
みつめてる
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