かたく結んだ 帯紐(おびひも)を
あなたの情けが ほどかせた
儚(はかな)い夢です この恋は
知っていながら 逢いたくて
今夜も渡る 紅の橋

一夜一夜(ひとよひとよ)を 重ねたら
運命(さだめ)の向こうへ 行(ゆ)けますか
どなたの元へも 帰さない
そんなわがまま 言えなくて
唇かんで 紅をさす

白い障子を 染めながら
夜明けが別れを つれてくる
縋(すが)ればなおさら つらいから
たぎる胸の火 ため息に
つつんで流す 紅の橋
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