一世一代

人の噂の 大波小波
さけて通れぬ 向かい風
ぐっと唇 噛みしめて
派手さなくとも 意地がある
一世一代
ここが勝負と 俺は行(ゆ)く

負けたふりして にっこり笑う
俺の中にも 獅子はいる
そうさ他山(たざん)の 石とせず
火の粉(こ)浴びても なお耐えて
一世一代
仰ぐお山は 薩摩富士

義理と人情 捌(さば)いてしのぐ
それが男の 器量やら
俺はやるとも 俺はやる
砂もいつしか さざれ岩
一世一代
明日(あす)はおまえと 花舞台
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