あしたはいい日

遥かな海を 旅する鳥は
波間に浮かぶ小枝で 翼を休めると云(ゆ)う

生きてくことが 哀しくなる夜は
あなたも泣いたらいい 子どものように

失(な)くしたものが 遠くできらめくとき
憎んだことも 許したことも 眠りにつくよ
あしたはいい日 笑顔を思い出せたら
小さいけれど 羽ばたく力(ちから) 生まれてくるよ

やさしい風は 夜明けに吹いてくる
果てない夢のつづき 壊さないよう

愛する人が 何度も手招(てまね)くから
信じるままに ただひたむきに 追いつづけるよ
あしたはいい日 誰かにめぐり逢えたら
生きてることの 温もりたちを 伝えてゆくよ

失くしたものが 遠くできらめくとき
憎んだことも 許したことも 眠りにつくよ
あしたはいい日 誰かにめぐり逢えたら
生きてることの 歓(よろこ)びたちを 伝えてゆくよ
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