BOKU TO KIMI

退屈な夜に
鳴らしたブリキのピアノ
響く部屋に
差し込む光のライン
指先でなぞった

焦がした昨日に
何かを残しても
君は気付きもしないさ
優しい気持ちで
明日がやってくる
僕らのところまでも

生まれたての
柔らかい気持ちで
めくる明日の風
守りたいものを
抱きしめて歩けば
ほら君が今
空へ飛ぶんだ

崩れたパズルを
直したら君と2人で
出掛けるさ
迷いはないけど
何となく目を閉じ
深く息を吸い込んで

嘘つきな時間が
僕を責め始めた
赤い月の夜明けに
山吹色に
染まった君の頬
とかして今夜も眠ろう
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