天の川伝説

ひとり寝 三百六十四日
添い寝残りの 一夜(いちや)だけ
七夕みたいな 二人の恋は
年に一度の めぐり逢い
明日(あした)は雨が 降らないように
飾る短冊 天の川

土砂降り雨なら 溢れる水で
棹も刺せない 世間川
七夕みたいに 小舟がなけりゃ
逢いに行けない 忍び恋
去年は夢が 叶わぬだけに
またも気になる 空模様

明日(あした)の晴れ着に 夜なべで縫った
小千谷(おぢや)縮みの 恋衣
七夕みたいに 逢えない時は
更に一年 先になる
今年はきっと 晴れますように
祈る女の 天の川
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