It

教室の窓の外をぼんやり 雨降りまではいかないくらいの
曇り空を見るのが好きだった気がする

歩道橋の上見える空は ちょうどあんな感じ まるで一緒さ
僕は随分歩いてきた気がするけど

それは近付いてはこない それはあるかのか分からない
僕は未だ捜してる あの空の向こうに見たもの

そりゃ僕は幸せもんの一人だろう だけどこの暮らしの中でずっと
強い自分を演じてきた臆病者もんだ

でも僕らが痛いと感じるから 宇宙に偉大だって感動すんだ
恐竜時代はただの暗闇だったはずさ きっと

そこで僕は気付いたんだ 例え今日に横っ面
はたかれたってやめるもんか まだ見ぬ自分に出会う旅

人生っていう名の組曲の中にはいろんな
悲しいメロディーや怒りに満ちたメロディーもある
それは明るい旋律を引き立たせるため
時折登場するんだよ ならば奏でて行こうぜ

それは近づいてはこない それはあるのか分からない
でもさ 僕は捜すんだ 君の向こうに見たもの

例えなんも起こんなくったって それで見えてくるんだって
この目に映すべきもの それこそ僕にとっての”It”

それは近づいてはこない それはあるのか分からない
でもさ 僕は捜すんだ 君の向こうに見たもの

例えなんも起こんなくったって それで見えてくるんだって
この目に映すべきもの それこそ僕にとっての”It”
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