雨だれと憂事

空の中に倒れる人よ

隔てられた失いし日々

わが内に舞う蝶が
雨を凌ぐあいだ
捻れたるこの憧れ

玻璃越しに街を見てた

胸を焦がす憂事

凍りつつある音
どうか眠れ
眠れひそかに

空の中に倒れる人よ

雨はまた
海の記憶の中へ
さびしき夜を連れ
×