北上川旅情

未知の奥 弓弭(ゆはず)の泉 溢れ出る 春の風
北国の 山河をつなぐ 命の雫
ここは 二度泣き 哀楽 開運橋
見知らぬ 誰かと 触れ合って いつしか 心が 結ばれる
そんな みちのく 母なる 北上川

南北に 豊かにそそぐ せせらぎと 蝉の声
青空に 四季折々の イギリス海岸
ここは 葉桜そよぐ 展勝地
昨日の あの女(ひと)会いたくて いつしか 希望が 見えてくる
そんな みちのく 母なる 北上川

夕暮れに 水鳥かえる 伊豆沼は 紅葉色
辿り着く 波間にキラリ 思い出しずく
ここは 情けがしみる 石巻
潮風 感じて 歩き出す いつしか 長旅 終える街
そんな みちのく 母なる 北上川

見知らぬ 誰かと 触れ合って いつしか 心が 結ばれる
そんな みちのく 母なる 北上川
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