星ノ木

突然吹いた 風のせい ひらひら舞う花
次の季節を受け入れて 手を振っているようだ
時を止めてと 願った まだ幼いころ
大好きだって想いまで 消えそうで怖くて

だけどその時 生まれたんだ 未来への種
涙さえ 吸い込んでゆく ほら、小さな芽が出た

いつか空を超えて 星を揺らしたいな
今の僕は 3メートル 隣の木がくすぐる
理不尽さに歪んで 腐りそうな日も たまにはある
だけどちゃんと 変わってく景色

挫けて全部 やめようか はらはら散る夢
枯れた枝はそれでも 空を指さしてる

その瞬間に 気づいたんだ 鮮やかに咲く
初めての 小さな花 まだ、諦められない

いつか歳とったって 星を目指したいな
あと少しで 100メートル まだ空は遠いけど
優しさに諭され 軌道修正して また挑める
だからちゃんと 変わらない決意

今夜 いつもよりも Shiny Starlight
手を伸ばす 無限の未来

いつか空を超えて 星を降らせたいな
今の僕は 高さよりも 誰かの笑顔が欲しい
諦めずいるのも 諦めてみるのも そのすべてが
好きの続き それだけで奇跡

星屑が わっと 風に舞った
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