コイビト

月がそっと揺れる 太陽が今堕ちる
茜色 僕らの ゆらゆら泡が
さめる前に もっと踊ろう

君が愛しくって 涙が出てくる
時計の針を胸が 呑み込んだ
雨が唇へ 流れてく
君と僕はコイビト

眠くないね…
夢中でキスして 花火のように咲こう
最高の夜を彷徨う 今 火をつけて

まるで魚みたいに 僕の腕を潜り抜けて
君がくるわせる

そっと爪でなぞって 無重力になって
今 君をつかんだ 綿の舞う海へ潜ろう

波がそっと唄う 記憶が全部溶ける
君のそば 甘い ゆらゆら泡が
消える前に もっと触れよう

流れ星がきっと 僕らを見てるよ
言葉は胸に 隠してキスを
雨が唇へ 流れてく
君と僕はコイビト
夢のようさ愛しさに 涙が出てくる
時計はもう 壊してしまおう

今 雨が流れてく…
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