未練な女

消したつもりの 面影揺れて
胸に沁みます 淋しさが
未練な女と わかっていても
名前呼ぶたび 溢(あふ)れる涙
忘れたいのに 忘れられない
たそがれ 町の灯 小雨が滲(にじ)む

続くはずない 幸せなんて
知っていながら 夢を見た
愚かな女と わかっていても
腕に優しく 抱かれたあの日
忘れたいのに 忘れられない
信じていたいの あなたの嘘を

ひとりたたずむ 駅前通り
もしかあなたに 逢えるよで
未練な女と わかっていても
せめて も一度 逢わせて欲しい
忘れたいのに 忘れられない
優しい笑顔が まぶたに浮かぶ
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