彼女はサイコキラー

乱れたシーツを抜け出し 素肌にコートを羽織った
鏡の後ろの隙間に 小さなSONYを仕込んだ
ONE, TWO, THREE, FOUR 数えて 彼女のフリして電話した
グラスの指紋を拭き取り 後ろ手にドアを締めたら

クラクラするよな真夏の蜃気楼が
訳知り顔で笑って 恋の終り告げたのに

のらりくらり 逃げてるあなたに
夜毎泣いて 愛し合った時を ダブらせた

幾千の夜を重ねて ちりばめたのは 嘘の星
彼女とあなたが抱き合う ズームが捕らえたベタ焼き
ONE, TWO, THREE, FOUR 数えて 最後のコードをチェックした
時計を3時に合わせて かわいいリボンを結んだ

そうよ女は 研ぎ澄まされた ロジック
いつもいつも 男は追い詰められて パニック

それが 定め もうやめられない
狙い 定め 撃ちまくれ 愛はスプラッター

昼までベッドで死んでる 男はなんにも知らない
背中に刺さった視線も 仮面の下の憎しみも
ONE, TWO, THREE, FOUR いつもの 退屈な夜が始まる
ズボンにこぼれたスパゲッティー 男はなんにも

のらりくらり 逃げてる あなたに
夜毎泣いているのも 飽きたし
それが 定め もうやめられない
狙い 定め 撃ちまくれ 愛はスプラッター
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