愛しすぎている

愛しても 愛したりないとせがむ君と
愛しても 愛しぬけないと不安な俺と
言い過ぎてこわれてしまうよりも
言い足りない方がいい

どこにも行けない愛だと知れば
求めすぎてしまうのは 何故
さよなら そのひとこと言えないで
同じ夜を また過ごしている

どんなに抱いても 寂しく笑う君と
どんなに抱いても ひとりじめできない俺と
傷つけ合うことで終われるのに
切なさ選んでしまう

真剣に生きていたいと思えば
寒さが身にしみるのは 何故
さよなら そのひとこと言えないで
探している まだぬくもりを

月は夜になじみ 星は月を囲み
夢を語り 輝いている

ひとりじゃ生きて行けない弱さを
重ねすぎてしまうのは 何故
さよなら そのひとこと言えないで
見つめている 瞳の奥を

心がひとつに溶けあう夜は
涙見せてしまうのは 何故
さよなら そのひとこと言えるには
君のことを 愛しすぎている
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