十月十三日

曇天割る風が俺を揺らした
何者でもない俺を揺らすよ
何をして何をしていたんだ
此処に突っ立って何をしていたんだ

刻一刻と死んで行く日々が
刻一刻と腐り出す意味が
何をして何をしていたんだ
吹き抜ける風 俺を晒していた
何をして何をしていたんだ
突き抜けるまであの曇天まで

風がかき消さぬ様に
俺は生存を叫ぶさ
風が掻き消さぬように
俺は此処で生存を叫ぶさ

悔しさで前が見えねぇ
駆け出す俺を彼奴らは知らない
悔しさで前が見えねぇ
このままじゃ生きていたくはない ない

何をして何をしていたんだ
此処に突っ立って何を見ていたんだ
何をして何をしていたんだ
突き抜けるまであの曇天まで

風がかき消さぬ様に
俺は生存を叫ぶさ
風がかき消さぬ様に
俺は此処で生存叫ぶさ

風が 俺は 風が
俺は此処で生きているだろうが
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