RIVER

流れてゆく
人々見ながら君は言った川の様だと言った
覗き込んだファインダーの中で踊る
魚達は何処へ向かうの

無数の色と
光と音が 狂ったように笑ってみせた
覗き込んだファインダーの中に映らない
者達は何処へ向かうの

日々の渦が 君を変えてゆく
この手 この目 俺は探すよ

流れて行く 流れて行く
意味もなく 散って行った点と線
風の中で 抱えていたろ
怒りだけは とても 暖かく思えた

誰も立ち止まる事もない
高架下叫んだ落書きが
火のついたままの吸い殻が
川の底で明かりを灯すよ

日々の 渦が 君を変えてゆく
この手 この目 俺は探すよ

流れて行く 流れて行く
意味もなく 彼奴は笑った
風の中で 抱えていたろ
怒りだけでは忘れないよ

駆け抜けろ駆け抜けろ
濁流の中 人波の逆へ
生きてゆけ生きてゆけよ
知らぬ間に居た朝を睨んで

孤独であれ 人よ
孤独であれ 街よ
孤独であれ 君よ
孤独を抱えて行け
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