ドッペルゲンガー

あの娘が暮らしていた
家の前 たたずむ
あの娘は街を去り
だが家はそのままだ

もう一人男がいて
苦しみに身をよじる
月が顔を照らすと
自分と同じ顔だ

おお ドッペルゲンガー 我が分身
身もだえもまねて
くるおしい苦悩の
哀しい生霊
×