春と修羅

ぼくの孤独がきみと出会った夜
またたきくらいの宇宙が生まれた

春一番がぼくの声
だからひとつもきき逃さないでいて
一瞬の宇宙を積み重ねたら凍えた星にもうたが咲くの

光って あおく光って
ぼくが死んでもいのちは消えない
だから光って あおく光って
きみを灯して宇宙を手に入れて

きみの孤独がぼくと出会った夜
またたきくらいの宇宙が生まれた
氷漬けのきみのこころが泣きだして
それでもせかいは冬だった

春一番がぼくの声
きみのたましいを揺らすおんがくの光
ぼくが死んでもいのちは消えない
きみのうたは誰にもかき消せない

光って あおく光って
ぼくが死んでもいのちは消えない
だから光って あおく光って
きみを灯して宇宙を手に入れて

光って あおく光って
ぼくが死んでもいのちは消えない
きみの愛はなににも汚されない
春は永遠に鳴り止まない

光って あおく光って
きみを灯して宇宙を手に入れて
きみのうたは誰にもかき消せない
春は永遠に鳴り止まない
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