おんなになあれ

“おんなになあれ” 鏡につぶやく
あなただけに 似合いの女(ひと)になれ

信じてるけど どこかせつなくて
今のままで いいような 悪いような

春の陽だまり 見つけた風が
恋を連れ去る幻を見た
早く閉じ込めて あなたに

子供のふりして 飛び込みたいのよ
あなたが私を おとなに運ぶのよ
胸に隠したヒールの理由(わけ)
ちょっとだけ見ぬいて

ピンクの紅を いつか赤にして
あなたの空 さすらうエトランゼ

いくつもの顔 身につけたならば
あなたのこと 少しは迷わせたい

春の陽ざしで 光を編んで
あなたの胸へ投げ込みましょう
早く気づいてよ わたしを

子供のふりして 飛び込みたいのよ
あなたが私を おとなに運ぶのよ
心を渡る季節の針
おとなを指してる

春をくぐって“おんなになあれ”
あなたに似合う“おんなになあれ”“なあれ”

子供のふりして 飛び込みたいのよ
あなたが私を おとなに運ぶのよ
心を渡る季節の針
おとなを指してる
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