傘はいらない

横切る車の 水しぶきをうまくよけながら
傘の花咲いて 雨の朝は なぜか忙しない
天気予報が伝えるには しばらくこれが続く模様 とても 嫌だな

君を思い出せば 気がかりなんて何処へやらだよ
心晴れ渡って すぐに 足取り軽くなるのさ 傘はいらない

窓辺で頬杖 浮かない朝 食も進まない
後ろから伸びた その両手が 僕を包み込む
片付かないよ あれもこれも 後にすればって 焦ることは ないね
ひとつも

君を抱き寄せれば 苛立ちなんて何処へやらだよ
雲が流れ去って すぐに 光が差してくるのさ 傘はいらない

どしゃ降りだろうが それがふたりの
きれいなきれいな ワンシーンになる

君を思い出せば 気がかりなんて何処へやらだよ
心晴れ渡って すぐに 足取り軽くなるのさ 傘はいらない
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