ありがとう、お袋

お袋今ごろ どうしてる
天草(いなか)の潮風 寒かろな
遠く離れた 子供らに
今も希望を くれるひと
そんな優しい 笑顔がうかぶ
ありがとう お袋 ありがと お袋
長生きしろよ

幾つになっても 親だから
心配するのは わかるけど
歳を重ねて 気づくのは
深く尊い 母心
不肖息子の まぶたが濡れる
すまないね お袋 すまない お袋
許してくれよ

まだまだひとりで 平気だと
電話の向こうで 笑う声
いつか必ず この俺が
春を届けに 帰るまで
無理をしないで 待ってておくれ
元気でな お袋 元気で お袋
大事にしろよ
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