Trigger

朝が目覚めたばかりの時間
やってきたのはいつもの商人
さあ急いで会いに行かなきゃ
欲しいものは自分で手に入れるんだ

ちょっと派手なくらいのドレスに
古臭い木彫りの置物に
でも彼女が見つめた先は
4本弦の小さなあの楽器

煌めき光る瞳が呼ぶ

思い出したくない過去も
陰鬱な暗い部屋も
離す事なき夢現共鳴
それは背中合わせの
危うく優しい誘い
いまはただその音に身を委ねてる

手にしたモノの代わりに
失うモノがあるこの世の情勢
でもぼくが手放したその輪が
歪んだ弧を描き掻き乱していく

蹄の音が村に迫る

燃え朽ちる赤い背中
昇り消ゆ黒い幻影
守ることのできない憎い拳
何がこうしてしまった?
恐ろしい闇の囁き
いまはただその手に身を委ねてる

思い出したくない過去も
陰鬱な暗い部屋も
離す事なき夢現共鳴
なにもかも幻覚のように
霧が覆い隠してく
いまはただその手に身を委ねてる
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