紙ヒコーキ

眩しすぎて遠ざけた太陽が
誰もが見入る夕陽になった
今日の僕は少しくらいは変われたかな
ただダラダラと理由をつけては
右へ左へ旋回して
一人狭い滑走路に迷いこんだ

どれだけ助走をとれば
あの光に届くだろう
相変わらず舌を出してる理想が
僕らを呼んでる

限界線を自分で決めずに
まだまだ自分に負けずに
その先の先の先へ
手を伸ばしていこう
高く跳ぶ為の代償動作も
躊躇わずに挑んでやろう
明るい青空に紙ヒコーキ飛ばすように

希望だけを書き溜めたネタ帳が
本棚を埋め尽くして
少しだけ満たされたような
気がしていた
でも現実は野風に吹かれて
いつも通りまたこの通り
憧れには近づけなくて
肩を落とした

揺れる理想のエピソードを
ぐるぐる掻き回して
眠れる自分の振り幅を探した
根拠も無いまま

セオリーなんて一つもないから
今までが駄目だとしても
その先の先の先へ
手を伸ばしていこう
高い山の下で夢描いて
真正面から挑めばいい
越えられないことなんて
用意されてないから

何回も失敗して
しわくちゃにしてしまっても
おりがみの様にシワを伸ばしもう一度
光のさす方へ

限界線を自分で決めずに
まだまだ自分に負けずに
その先の先の先へ
手を伸ばしていこう
高く跳ぶ為の代償動作も
躊躇わずに挑んでやろう
明るい青空に紙ヒコーキ飛ばすように
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