さらば友よ

さらば友よ
繰り返した 栄光の日々は
もう一人でも歩いてゆけるさ

だから友よ
振り返んなよ その道を生きて
また逢える日まで
また逢える日まで

現れ消えてゆく
懐かしい記憶と汚れた今の
渦の中で俺たちは
いつから大人なんだろう?

吹き付ける風に殴られ
打ち付ける雨に刺され
気まぐれな日々や 躓く日々にも
帰る場所は ここじゃないだろ?

さらば友よ
繰り返した 後悔の日々に
忘れ物は置いていくなよ

だから友よ
涙はふくよ その道を生きて
夢叶う日まで
夢叶う日まで

悲しみ味のドロップ
現像し忘れた幸せのフィルム
全てポケットに隠して
生きれば大人なんだろう?

いつかお前が子供連れて
恥ずかしそうに笑い 逢える日が来たら
その子に見せてあげるさ
俺たちの夢の続きを

本当に最後なんだと
肩叩いて『頑張れ』と
涙で滲んだその顔は
いつかの少年のようで

『永遠』なんて存在しない
そんな言葉 俺たちに関係ないと ずっとそう想ってた
でも そんな俺たちにシカトして 『永遠』は 一つ一つ消えていったんだ
見慣れた街の風景も変わって 地元のあいつら シワなんか増やしてよ
誰も知らない遠くへ いつの間にかお前も行ってしまった
なぁ聞こえてるか?

お前の出ていった この世界は
思った以上に殺風景で
お前の出ていった この世界は
あの日語り明かした 夢しかなくて
いつか忘れたことすら忘れて
語り明かした夢が嘘に変わっても
俺は忘れないよ
あのとき燃やし尽くした俺たちの命は絶対嘘じゃねぇから

この唄うたい終わったら お前の事忘れそうで俺マジで怖くて
でも この唄うたい終わったら お前の事思い出せるように
俺 強くなるから
何て言われたっていい 馬鹿にされていい
お前との日々が 栄光に確かに続いていたと 俺 証明するから

だってよ 俺とお前はよ 一生の 友達だからよ
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