火の国へ

あなたなしでも 生きられる
そんな女に なりたいと
熱い想いの 火の国へ
生れ変りに 参ります
東京駅から 西へ向け
泣かぬ女の
泣かぬ女の ひとり旅

雨の降る日は しのび逢い
それが似合いの 恋なんて
甘く見えても 真実は
若い私を やせさせた
三年三月は 重過ぎて
とても背負って
とても背負って 行けません

肥後の火の山 阿蘇の山
私むかえて くれる山
明日はあなたの 想い出も
すべて燃やして しまいます
未練が眠りを さまたげる
そして夜汽車は
そして夜汽車は 火の国へ
そして夜汽車は
そして夜汽車は 火の国へ
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