ユビオリ

今を大切に生きていたいと思う程
眠れず起きているくらいなら月明かりの下に出て行きたい

昨日よりも貴方を想う
そんな毎日が愛おしくて

悴んだ指を折る度に
あなたの側へ近づけたら
寂しさも 冷たく響く街の音も
静かに溶けて行く
この月が満ちる日には
きっと隣に居てね

帰るのが遅くなる日も起きて電話くれる
寝ぼけた話し方 それなのに無理してないと言い張るあなたは

側に居ないのに心まで
埋めてくれるのよどんな時も

白くなる息に溶け込んで
月の光に交われたら
照らしたい 優しさくれるあなたの世界が
明るくなる様に
ねえ 寂しくなる夜は
この空を見上げてね

毎晩増えて行く
カレンダーのバツ印と
会いたい気持ち
もうすぐ満月の夜が訪れる

悴んだ指を折る度に
あなたの側へ近づけたら
寂しさも 冷たく響く街の音も
静かに溶けて行く
この月が満ちる日には
きっと隣に居てね

ねえ寂しくなる夜は
きっと隣に居てね
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