小窓の女

氷雨が路地に 降る夜は
女が小窓に 泣いてます
あの日短く 髪を切って
忘れるはずでした
こんな日は こんな日は
あなたに抱かれて あまえたい

世間にまけた あたしたち
きらいで別れた わけじゃない
部屋の合鍵 かえした日は
あなたも泣いていた
こんな日は こんな日は
あなたに抱かれて ねむりたい

わたしのことが 心配と
手紙をくれたわ これまでも
いっそふたりで 思いきって
駆け落ちしましょうか
こんな日は こんな日は
あなたに抱かれて あまえたい
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