一輪の花

どうしてぼくは ここにいるの
どうしてぼくは 旅に出るの
置き忘れた夢に 光がさして
辿り着きたい 大地が見えてきた
人は生きて 悲しみを知り
人は生きて 喜びも知る

どこからぼくは やって来たの
これからぼくは どこへ行くの
歩いてきた道を 愛せるなら
なにも迷わず この道を行こうよ
探しものは 遠くになくて
探しものは 足下にある

森はうたい 風はゆらぐ
月はおどり 海はひかる
あたり前のことが 忘れられていく
交わらぬ心で 何を見つけたと言うの
欲しいものは 憎しみではなく
欲しいものは 一輪の花

欲しいものは 憎しみではなく
欲しいものは 一輪の花
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