毒愛

こすれ合ったこの手と手が
まるで僕を馬鹿にした
誰かの目が突き刺さった
「ばくはつしろ」と願ってさ

気持ちいいなこんな優越感
まるで劇薬のように
一時だけ僕に夢を
聞かせてくれるのならば

願い事は4つでも5つでもいいから

僕以外の誰かを触らないでよ
好きなモノはなんでも与えてあげる
僕以外の誰かを見つめないでよ
歓びに満ちた瞳を抉ってあげる

振り払った細い腕が
脆く壊れちゃいそうで
間違ってた君に愛を
注いでしまった事が

ほんの一瞬の瞬きさえ
惜しいと思うのならば
たった一度僕に愛を
今注いで欲しいから

わかってるさ
もう僕なんか見たくないことなど

どうして僕は救われないのでしょうか
どうして僕は捨てられるのでしょうか

僕以外の誰かを触らないでよ
好きなモノはなんでも与えてあげる
僕以外の誰かを見つめないでよ
歓びに満ちた瞳を抉ってあげる
×