ふるさと日和

川の流れは 絶え間なく
水は清らか ふるさとは
瞼(まぶた)閉じれば 懐かしい
遠い昔を 思い出す
幼馴染(おさななじみ)と 語り合い
笹舟浮かべた 夢のせて

季節巡(めぐ)って 花は咲き
されど心は 移り行(ゆ)く
耳を澄ませば せせらぎに
声が聞こえる あの人の
呼んで届かぬ この想い
恋しい面影 今いずこ

生まれ育った その川へ
鮭(さけ)は戻って くるという
時に激しい 流れにも
守り続けて くれた母
胸でもいちど 眠りたい
やさしいぬくもり ふるさとよ
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