銀の波…君の記憶

ひとり窓にこしかけて
夜明けの街を眺めていた
腕をすりぬける風は
9月の君をさがしている
まぶた閉じると銀の波間と
君の髪よぎるから
まるで深い海の底
沈んでゆくようさ
街の音さえ聞こえない
君をなくしてはじめて
ひとりがつらくなる
誰も知らない
午前4時の想い
消える時計の跡と
ずっと消えない君の記憶
つきはなすこと得意になってた
あの夏の僕がいる
まるでだいじな宝物
なくした子供のよう
寂しい気持ちが降りてくる
君をなくしてはじめて
やさしくなれるなんて
きっとまぼろし
砂にまみれ消える
まるでだいじな宝物
なくした子供のよう
寂しい気持ちが降りてくる
君をなくしてこんなに
君にひかれてゆく
時が過ぎても
僕はここにいるよ
×