満ち潮の夜

一人が寒い夜は
満ち潮の夜を待つ
真白い服を 纏い
ワルツ踊る 相手を探す

スラーズ・マリーツァ その言葉 口ずさんだら
スラーズ・マリーツァ ほら空に 月がはじけた

二人きり ステップは
秘密への 近道を
逆さまに 辿りだす

夢と現実の 狭間みつけて

スラーズ・マリーツァ どこまでも 踊るパレエド
スラーズ・マリーツァ 渦巻いて 降る星の下
スラーズ・マリーツァ そのリズム 私の中の
スラーズ・マリーツァ 深い海 呼びさますでしょう

三日月の夜までは
音をたてては いけない
忍びあう 口笛も
恋人の 心砕くから

スラーズ・マリーツァ その言葉 口ずさんだら
スラーズ・マリーツァ 見つめあう 瞳がきしむ
スラーズ・マリーツァ そのリズム ふたりのなかの
スラーズ・マリーツァ 遠い海 近づけるでしょう
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