赤い嵐

あてもない森でうたう歌に わずかな願いを綴りましょう
穏やかな風も訪れるわ すぐそこよ だから祈りなさい

すれ違う出会いの数だけ 少しずるくなれたら…
馴染めない青すぎた空は 闇に身を隠した

きつく縛る赤色の情熱は とても恐いものよ
掻き乱す嵐の中でさえも 生き延びてしまう
恋の終わりを告げる季節には 花を捧げましょう
深い眠リヘと着くあの海へ 魂を返します

無力な瞳は神の庭で 膝を丸めたら許しましょう
目蓋も濡れるわ色を変えて おかした過ちを知りなさい

潮水にしみた傷跡は 臆病すぎた真実(あかし)
手の平で掬う星屑を 強く握りしめた

薄れてゆく赤色の情熱は とても哀しいものよ
手探りで築き上げたものさえ 吐き捨ててしまう
恋の途中で嘆く季節には 花を育てましょう
昇った朝陽を裏切る様に 魂を磨きます

きつく縛る赤色の情熱は とても恐いものよ
掻き乱す嵐の中でさえも 生き延びてしまう
薄れてゆく赤色の情熱は とても哀しいものよ
手探りで築き上げたものさえ 吐き捨ててしまう
恋の始まりを知る季節には 花を咲かせましょう
この海辺から歌うあの森へ 魂を埋めます
×