流浪雲

甘い酸っぱい思い流れて 風波雲雨に交わり
君と僕 博愛めざして 朝昼夜共に語らい

秋の空には 冬のかほりと 浮遊の雲ひとつ

流浪雲よ 何処へ行くのか 雨となり河となり
さすらう人よ 夢見ておくれ 愛を求め

木枯らしの下 声をからした 君の息は白く

流浪雲よ 何処へ行くのか 雨となり河となり
淋しい人よ 何故に行くのか 輝いた時忘れ

悲しい時は 涙を流せ またいつか雲になる
流浪雲よ 大空駆け巡れ
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