ひとつの場所

海岸沿い走るバスにゆられて 桜井の海へ 蒼いパノラマ
どれくらい心疲れてたんだろ 身体中沁みてく 光のシャワー

そっと今だけ抱きしめていよう
そっと瞳を閉じてゆく道にはぐれたくなくて

いつだって僕たちはずっと ひとつの場所で 繋がってる
泣いても笑っててもきっと しょうがないなって 言ってくれてるんだろう

マイナスの塊 風に溶けてく この場所に来ると また頑張れる
想い出すはいつも 僕に向く笑顔 今頃は誰と笑ってるんだろう

赤い灯台 いつもそこにいる 毎年夏には 日暮れまで戯れた季節

いつだって僕たちはずっと ひとつの場所で 繋がってる
も一度名前を呼んで 無常な今を 紡いでゆけるように

かえらないひとよ 愛しいひとよ
なるようになるんだよっていつも くすりと笑った

優しい風 頬なでる じんわり涙 吹いてくれた
一年一度でもいい 声が聴きたい 逢いたい

いつだって僕たちはずっと ひとつの場所で 繋がってる
いつか君住む街へと 翔んでゆきたい 真っ白な翼(はね)広げ
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