罪の名前 (Game Version)

運命の女神様が目をとめた
「なんて可愛い赤ん坊だこと。
そうだわ!あの子に魔法をかけて遊びましょう」

くぼんた両目 痩せぎすな体
私を見れば誰もが言うのです
「化け物!お前は同じ人間じゃないんだよ」


悲しいなんて思わない だって
思えばほら また涙があふれてくるわ

もしも願いが一つ叶うなら
世界でたった一人だけの友達を
生きることは素晴らしいこと
そんな風に私も思ってみたい

運命の女神様は意地悪だ
「醜いあの子を見たらどんな顔するんでしょう、見ものね」
目よ治れと魔法をかける

花は黒く闇のように染まる
それは不吉な黒いユリの花
「お前に彼から贈り物だ、そら拾いなさい」

ああ これはきっと罰です だって
私が身の程知らずに恋をしたから

いっそ死んでしまえばいいのでしょう
あなたは叫ぶ
「泣かないで、僕がずっと死ぬまで側にいる。
だからさ、今日から君は普通の女の子さ」

……それに見なよ?

悪夢のような魔法はほら
解けたみたい
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