シノブ

立ち尽くす暇もなく僕らは
誰かに見逃されながら命を磨いた
心の部屋に入り込んでは気付かれないように息をした

足音に偲ばせた想い
そっと深く刻む
愛し愛され僕らは
もっと深く息をつく

考え事をしていたら私はもう掴まれていた
命を抱えて立ち上がる
膨らむ声を想像していたら
後ろに愛を感じました

足音に偲ばせた想い
そっと深く刻む
愛し愛され僕らは
もっと深く息をつく

隔たりを壊したこの命を
僕らは守れるなんてこと
言い切らないと
かっこ悪い
ただそれだけの話です
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