大内宿で…

桜前線 追いかけて
小さな列車に 乗りました
北の山間(やまあい) 大内宿は
薄紅色の 春なのに
愛に区切りが つけられなくて
心は今も 冬止まり

二人出逢った 駅に降り
想い出拾って 歩きます
並ぶ茅茸き 大内宿は
時間を止めて いるようで
あの日抱きしめ 幸せくれた
あなたに逢える 気がします

人の心は 変わるのに
優しい景色は 変わらない
桜舞い散る 大内宿の
ポストに入れた 「さようなら」
今も心は 振り向くけれど
今日から私 泣きません
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