君の斜め後ろの席で

置いてきぼりの数学の授業
子守唄を歌う先生
誰かに見せる訳じゃないけど
ノートの端に書いたイラスト

憧れまで悟られないように
君の背中を見てた 斜め後ろの席で

今も変わらない 何にも
あの頃の僕が電車に揺られる
忙しくまわる街から
逃げ出すように 君の事 浮かべてる

白いブラウス 横目で見ていた
左の二の腕 枕にしながら
あいつのように なりふり構わず
話しかける事も出来ずに

臆病者が 耳を塞ぐように
君の背中を見てた 斜め後ろの席で

今も変わらない 何にも
叶わない恋に 重い蓋をする
少しずつ時間をかけて
逃げ出すように 君の事 しまいこむ
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