スーパースター

ほら はぐれてしまったひつじ雲
まあいいや 呟いて溶け出す
こんな景色を見せてやれたら
君だって好きな色のスニーカーで歩く

春風が長い髪を揺すって
昔ついた傷 もう分かんないね

君は今までずっと頑張ってきて
今でも急に不安になって
心を塞いじまうけど
俺はスーパースターさ 何度だって
小さな幸せを紡いで
カッコつけた台詞でおどけてみせるよ

どんな話を聞かされたって
大丈夫 丸ごと飲み込むよ
そうやっていつの間にか時は経って
振り返った時にはバカらしくて笑う

夕日に染まる帰り道をゆく
歩幅が馴染んで悪くない気分

君は今までぐっと我慢してきて
何ともないよって仮面で
心を隠しちゃうけど
俺はスーパースターさ 一度だって
小さなその手 離さないぜ
二人だけの世界まで連れて行くから

重たい荷物も悲しい思い出も
何もかも分かち合えたらいいな
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