オルフェウスの朝

目を閉じたまま 思い出してごらん
頬うつ雨に そっと包まれた夜を

くすんだ銀色のアスファルト
光と影とが踊るワルツ
永遠につづくSymphony
聴いてた

雨にふるえる 肩を抱いて
それでも君は微笑んで 舞うように歩いていたね

今は 透きとおる 静けさの中で
つないだ手をはなさずにいよう

星より遠く 夜明けより切なく
あの時君が こらえた涙のように

かすんだ朝もやはミルク色
希望と悲劇をうたうオルフェ
揺れながら 迷いながら
ささやく

はるか遠い 季節を越えて
約束された時を待つ 願いは今もその胸に

息がとまるほど 溶け合うほど強く
抱きしめていてあげるよ ずっと

雲を抜け 空の果てまで 君の夢は届く

雨にふるえる 肩を抱いて
それでも君は微笑んで 舞うように歩いていたね
息がとまるほど 溶け合うほど強く
抱きしめていてあげるよ

I love you more and more
涙の跡が 消えるまで ずっと
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