Fall

カーテンの 隙間から 遠い街を 眺めていた 昨日は
帰り道 話した 君の声を 覚えていた 気がした

どうしたって 今は 言い出せなくても

高く 晴れた空 君の顔を 染めてゆく
触れる事も なく 今はただ ずっと 眺めている

朝日に 照らされた 君の顔は またひとつ 歳をとった
こども達の声と 白い光に 染まって そう 思った

どうしたって 今は 言い出せなくても

高く 晴れた空 君の顔を 染めてゆく
触れる事も なく 今はただ ずっと 眺めている
夢の中で また 君の背中が 消えていく
起き上がりもせず 今はまだ そっと 眺めていよう
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