るらるら

あなたは奪われた照明、頻りに探し続けていて
そつがない暮らしの向こうで、盗まれた憧れはどうだい?

くだらない、だけの諍いは疾うの昔に置いてきたんだ
その答えを今すぐ頂戴、
そうやって扉を塞いでしまうんだ

ゆらり 揺れる 僕はもう、失格だ

些細なことなど一つもない、って妄想が弾ける両サイド
どちらの味方にもならない、臆病な僕だ

つまり問い掛けには応じない、取り巻きを追い払いに行くんだ
その期待に背いてしまえば
どうにだって次の数秒は変わるんだ?

あ、そうだね 見えない魅力の正体を確信した
いっそ 繰り返しの迷子で恥を捨てれば!

認めない、思いは如何あれ
「あなたには僕がいるんだ」

不甲斐ない未来は、そうだね
部屋に綴じ込めるよ

るらら、るら
るららるら

灯す明日に見蕩れただけ、僕は

浅い夜の底 一つもない答えを合わせていく両サイド
どちらも不器用なくらい、に繰り返してるそうだ。

つまらない、だけの異世界が今日も虚しく回りだすんだ
この芝居がかった生の正体だって、次の数秒を見たいんだ

散々だなあ、見えない希望の橋を譲ってくれない?
みっともない暮らしにはそうだ、うんざりしてるんだ

独りぼっち、だって知ってしまった
「わたしには君がいるんだ」

聞こえない筈の綻びは
昨日に綴じ込めるよ

認めない、思いは如何あれ
「あなたには僕がいるんだ」

不甲斐ない答えは、そうだね
部屋に綴じ込めるよ

独りぼっち、だって知ってしまった
「わたしには君がいるんだ」

見慣れた心の楔を此処に綴じ込めるよ

るらら、るら
るららるら
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