とぎれた記憶

ゴブラン織りの小箱を そっと開けたら
壊れた時計と ナイフが 静かに眠ってる
また 夏が来るの

錆びたシャンソン流して 瞳(め)を閉じれば
灼けた砂に涙こぼし 少女がふるえてる
バカンスが過ぎて

突然 あなたから さよならを言われ
倒れそうだった……
そこから とぎれた記憶

待っている女性(ひと)がいること 知っていたけど
恋に終わりがあるなんて 知らなかった私
ひびわれたハート

まぶしかった夏を 汚したくなくて
何かを握った……
そこから とぎれた記憶

ゴブラン織りの小箱に
悲しい おもちゃのナイフ
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