遠い海の記憶

いつか思い出すだろう
おとなになったときに
あの輝く青い海と
通り過ぎた冷たい風を

君を育くみ見つめてくれた
悲しみに似た風景
追憶の片隅で
そっと溶けてしまうのだろう

今だ 見つめておけ
君のふるさとを
その美しさの中の本当の姿を

いつかおとなになって
きみはふと気付くだろう
あの輝く青い海が
教えてくれたものは
なんだったのだろうと
×