くれないの船

上田の城に 昇る月
夜を染めゆく 桜(はな)吹雪
日本一(ひのもといち)の 兵(つわもの)と
六文銭に 集う夢
時代の波を かきわけて
想い貫く 人になる
明日(あす)の運命(さだめ)は 知らずとも
今日を駆けゆく 舵をとる

昔を映す 千曲川
父の生きざま 胸に抱き
後に引かない 男意気
ひろい背中に 航路(みち)をみた
時代の波を くぐりぬけ
希望(のぞみ)貫く 時だから
遥か夢見る 海原へ
船はくれない 帆をあげる

天地をゆらす 東風
燃える難波に 桐が散る
天下無双の 赤備え
夜明け信じて 義に生きる
時代の波を 乗り越えて
愛を貫く 人になる
明日の運命は 知らずとも
今日を駆けゆく 舵をきる
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