やさしい贈り物

長い小説の ページを開くときに
こころは 旅をするの
都会を抜け出し ヒロインが暮らしてる
遥かな 北の街へ

彼女をみつめながら
自分をみつめてる

いつか夕焼けに染まる空が
わたしの部屋 影を連れてくるまで
誰も届かない遠い景色
物語を歩く ひとりきりも素敵

まるで友達に さよならをするように
最後の ページ閉じて

あたたかいこの涙
やさしい贈り物

いつか夕暮れに包まれてる
あかりよりも 今はこのままがいい
少し 大人びた気持ちになる
こころで見たものは 忘れないわ きっと

いつか夕暮れに包まれてる
あかりよりも 今はこのままがいい
少し 大人びた気持ちになる
こころで見たいものは 忘れないわ きっと
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