立秋 ~風にふかれて~

あなたから 届けられた荷物の
封を切る その一瞬が好きなの
一年の間 会えないだけで
懐かしさ 胸に込み上げてくる

あなたの あたたかい励ましに
ふれて 今は晴ればれ
気持がときめく
都会では 一人きり暮らしても
強くは なれないから
さめざめ 泣いた日々
形では 大人だと
見せかけていたけど
もうやめた

平凡が一番 似合っていると
本当は 知っているけれど
一度は 一人だけで暮らして
みたかったの
しみじみ感じるやさしさ
あなたは黙って遠くから見守る
そんな風に愛されているなんて
離れて はじめて気がついた
あ・い・た・い 今すぐに

帰るところは あなただけだと
わかってるから 負けたくない
もう少し 冷たい風に吹かれ
何もかも 甘えてた私から
もう一度 やり直しで
永遠の二人に
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