真昼の月

真昼の空 浮かんでる
幻みたいな月
眩しさに溶かされて
まるで 私のよう
砂に書いた「サヨナラ」は
引き潮に消えてゆく…
あの日探し続けて
3度目の夏を迎えた

消えない想い出の場所
迷って来たけど
眠らせない愛を抱えて
“あの人”揺れてる

今は手を繋ぐ彼が
隣で微笑んでくれる
何も聞かずにこうして
いつもそばにいてくれる
わたし気づいたの
彼を 愛したい

ここに来れば“あの人”と
生きているのが分かる
そうね 私は狡いわ
傷ついた愛から逃げた

“あの人”と彼をずっと
重ね合わせて
愛の隙間 埋めてきたけど
もう行き止まりね

今はささやかな愛が
わたしを包んでくれるの
彼の優しさに甘え
同じ道を歩きたい
少しずつだけど
愛を 受け取って

今は手を繋ぐ彼が
隣で微笑んでくれる
何も聞かずにこうして
いつもそばにいてくれる
わたし気づいたの
彼を 愛したい
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