アジサイの花束

君が好きだったアジサイ 鮮やかな色を塗ろう
光り輝く水滴 眩しくて目を閉じた
雨上がりのこの街がまた 季節を進めて行く
通り過ぎる歩道橋の下でさえ

変わり続けていく 街も君も僕も
だからそんな日々を 伝え合って 支え合っていたいんだ

どうだろう こんな僕と一緒にいてくれるのは
退屈かい?幸せかい? なんとなく分かってるのに
君だけだ こんな僕を知ろうとしてくれてるのは
ダメなとこ見せれるのは「バカだね」って声がしたからさ

明日にはきっと青空 アジサイの花

青春のパーカーを脱いでも 割と寒くないだろう
「すぐに風邪を引くくせに」君は飽きれ顔で言う
無茶を知って また無知になる そんな繰り返しで
僕はいつ大人になるんだろう

代わりはないのに 必要としてるのに
泣かせていた日々を 後悔して 迷い合っていたんだ

どうしてさ こんな僕をまた選んでくれるのは
愛情かい?人情かい? どちらでも構わないから
君のこと もう二度と悲しませはしないよ
好きなとこ 嫌いなとこ ひっくるめて全部だったから

空にはきっと青空 花束を買おう

夕暮れの音が 懐かしい路地裏
君の家に向かう たくさんのアジサイ 束ねて渡そう

どうだろう こんな僕と一緒にいてくれてるのは
退屈かい?幸せかい? なんとなく分かってるのに
君だけだ こんな僕を知ろうとしてくれるのは
ダメなとこ見せれるのは「バカだね」って声がしたからさ

明日にはきっと青空 アジサイの花
笑顔がまた見たいから 花束を買おう
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